<必要のない(あまり意味の無い)情報をシャットアウトして本当に必要のある(重要な)情報を瞬時に読み取る癖をつける。>
これは、意外と常日頃から意識していないと中々実行に移すのが難しい課題かと思います。特に神経質な気質がある人は何か物事を始めた時に隅から隅までその物事を理解しようとする為、莫大な脳のメモリを消費すると同時に、必然的にその物事の大事な部分に辿り着くまでそれなりの時間が必要となります。
本当に頭の良い人ならそれでも良いと思いますが、一般的にはある程度の情報の取捨選択は必要不可欠と言え、物事の大事な部分のみを捉える意識が大事なのかなと強く思っています。
例えばうちの会社で販売している商品ですが、この商品は背景を意識して撮影しています。商品の質、商品説明、価格や発送方法なんかも当然それなりに考えて作成していますが、この商品を販売する上で一番重要だと思ったのが商品写真の撮り方。背景は木目調、それっぽく植物を添えてみたりしました。(シワはご愛嬌でお願いします。。筆者の性格が出ますね。笑)
ウチの会社では衣料品の他にも業務用の自動車パーツなんかも取り扱っていますが、これらの場合、商品写真にあまり気を遣いません。
・・・何故か?
業者関係や特定層の消費者にとって商品写真はあまり重要では無く、価格が重要だからです。なのでこの場合こちらとしてはひたすらコスト減に務める訳です。
トレードでも同じです。永遠に続く値動きの中から美味しい所だけを切り取って、その美味しい部分のみを狙ったトレードを心掛ける。
赤枠で囲ってある部分を見てもらえれば分かると思いますが、これは急騰急落した値動きです。じり上げやじり下げを狙ったトレードも利益が出せれば問題無いですが、急騰急落を狙ったトレードの方が、ポジションの保有期間は圧倒的に短時間で済みますし、大きく取れる所は大きく取らないと恐らく相場で生き残れません。
なので私は大きく取れる局面だけ狙い、大きく取れる見込みのない局面では意識してトレードを行わないようにしています。
これもある意味では、記事タイトル『情報の取捨選択』ではないでしょうか。
趣味のポーカーでも一緒で、私がポーカーをする上で一番意識している事は相手プレイヤーのプレイスタイル(パッシブなのかアグレッシブなのか)とプレイヤー各々の癖(役が完成している時は、アナウンスが早いor遅い。口元に手を持ってくる。耳を触る。頭を掻く。)などなど。
そんな所を意識して見るようにしています。
アウツの枚数から計算する期待値や資金のリスクリワード、自分のポジション、アクションのパターンも大事と言えば大事なのでそれなりには考えます。ただ、基本的にはこれらの要素を私は捨てていると言えば大袈裟ですがあまり重要視していません。
何せポーカーはもろに対人プレイですし同じ卓を囲む性質上、お互いの顔色が伺えるゲームですから。そんなゲームで「相手の特徴を掴む」という要素を排除または一番の課題として捉えない事は、非常に勿体無いと言いますか、本質を無視しているように思うのです。
ポーカーに限ったここだけの話、相手プレイヤーの方から「さっきはなんであんなプレイをしたの?」と聞かれることがあるのですが、私は「アウツが〜枚で期待値が良かったからですよー。」とその場では適当な事を言います。でも実は「あなたは良い役が出来ていない時、長考する癖があるんですよ。」と心の中で思っていたりいなかったり。笑
まとめ
頭では分かっていても中々出来ないのがここまで話してきた 「情報の取捨選択」です。
取捨選択が出来ない人は、そもそもの話、現在取り組んでいる物事の大事な部分(肝)に辿り着く事が出来ないか、辿り着いたとしても時間が掛かりすぎる傾向があるのかなと思います。
私もこれまで色々な人を見てきましたが、やはり各分野で優れた結果を出す方はこの「情報の取捨選択」能力が高いと考えています。(天才は除く。)