今あなたが不運な状態にあるなら、それはあなたがそうなるように仕向けた結果です。
逆に、今あなたが幸運に恵まれているなら、それもあなたがそうなるように仕向けた結果です。
J・マーフィー
こんにちは、りょっしゃんです。
今の自分は幸運か?それとも不運か?
それは、過去の自分の意思決定による結果だとJ・マーフィーさんは唱えています。
生きていれば、選択を迫られる日々の連続です。
正しい選択をする事が出来た日。誤った選択をしてしまった日。正しい選択をしたが為に馬鹿を見る日。誤った選択をし反省して成長出来た日。
毎日の1つ1つの積み重ねが今の自分であり、その結果として幸運に恵まれるのか不運に苛まれるのかと言う事ですね。
そして、生きていると中でも特に貴重で重要な日が存在します。
"あの日あの時の決断によって人生が変わった"
そのような機会は滅多に訪れないものですが、時として必ずその場面がやってきます。
これは私の話しになりますが、私には未だに忘れられない日があります。
中学を卒業した私は、地元ではそこそこの高校へ進学する事が出来ました。
同級生や同級生の親達からは凄いねとよく言われましたが、特にこれといって一生懸命に勉強した訳でも無く、家から近くて偏差値がそこそこあるという理由で選んだ高校。
いざ入学すると勉強、勉強、勉強ばかりで部活よりも勉強という校風。
それに加えて厳しい校則。
教員に目を付けられ、毎日のように職員室へ呼び出されては怒られる日々。
私は、直ぐに学校を辞めたいと思うようになりました。
当然、当時の私にも漠然と夢はありました。銀行員や商社マン、証券マンになって一流の仕事がしたいみたいな曖昧なものではありましたが。
その為には、世間一般で言われる頭の良い大学へ入らなければならない事も理解していましたし同時に、高校をそんなにも簡単に辞めてはならないと思い、必死でしがみ付いていました。
一方、私の友人達は、タバコを吸い、バイトを始め、バイクを乗り回していて、そんな彼らを見ていると彼らがちょっぴり大人に見え、心の底から羨ましいと思った記憶があります。
彼らと休日に遊んでいる事が、唯一のストレス発散法で、楽しくて楽しくて、夜な夜な家を抜け出しては夜遊びをしていました。
しかし月曜になればまた嫌な学校生活が始まります。次第に私は高校を辞めたいと強く思うようになり、辞めようと決心しました。
すぐに両親にその旨を打ち明け、最初こそ物凄い勢いで反対されましたが、最終的には認めてもらい私は高校を辞める事となりました。
退学届を提出しに母親と一緒に高校へ行った日の事です。担任の先生とも話し合いが終わり、自分の荷物をまとめ、後は学校を出るだけとなりました。
昇降口にて普段なら上履きと靴を入れ替える下駄箱。
しかしこれで学校へ行くのも最後になる為、普段なら置いていく上履きも持ち帰らなければなりません。
なんとも言えない表情をしている母。
上履きを持ち帰る違和感。
この時の光景、気持ちは脳裏に焼き付き、未だ忘れる事が出来ません。
今思えばあの決断は大失敗でした。
本当は私も高校でしっかり勉強して、いい大学を出て、一流企業に入って、バリバリ仕事がしたかった。
けれど、後悔はしていません。
こうしてあの時の事を思い出す度に、絶対成功しようという気持ちになれるからです。
いつか早い内、成り上がれた暁には直ぐにでもあの時迷惑をかけた両親に恩返しをしようと思っています。
そんな私ですが、実は今日この日も私にとって特別な日だったりします。