こんにちは、りょっしゃんです
今回は、本来あるべき姿についてお話しします
鳥かごの中の鳥は本来、空を自由に飛んでいました
しかし、わたし達人間の手によって、飼いやすいよう品種改良されペットショップで籠に入れられて売られています
ペットと言われるネコも犬も魚も然りです
彼らペットは人間に癒しを与える為に生まれ、人間の管理の下、静かに死んで行きます
実はこんな面白い話があります
"ある場所に沢山の鳥達がいました
彼らはとても仲が良く、一緒に毎日楽しく過ごしていました
そんなある日、いつものように、みんなで魚を狩りに行きました
狩が終わり魚を食べようしていると自分で狩のできないカワウソ君が、「魚を分けて欲しい」と鳥達に言いました
優しい鳥達は、カワウソ君に魚を沢山分けてあげたのです
するとしばらく経って、いつものように楽しく遊んでいた鳥達の元へカワウソ君がやって来ました
そしてカワウソ君はこう言うのです「この前のお礼として魚をあげるよ!」
鳥達は、その日の狩を辞め、カワウソ君から喜んで魚を受け取りました
すると次の日もカワウソ君がやってきて鳥達に魚をあげました
実はこの時、頭の良いカワウソ君は沢山の魚の養殖をしていたのです
この日を境に鳥達は面倒な狩を辞め、何年も何年も、世代交代を繰り返しながらカワウソ君から毎日魚をもらう生活をしていました
すると、鳥達は空の飛び方を忘れ、狩の仕方を忘れてしまったのです"
今回はここまでです
因みにこの話の原作の要点は
"空の飛び方を忘れた"ではありません
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さて、話を戻します
"空の飛び方を忘れ、狩の仕方を忘れてしまった"
実はこれ、私たち人間にも当てはまると思いませんか?
現代の世の中は資本主義で成り立っています
何をするにしても、基本的にはお金が必要です
私たち人間は生きる為に必死になって働き、お金を稼ぎます
しかし、人間も本来は皆、狩を行なっていましたし、自分で食物を栽培していました
いつからか、お金を用いるようになり、そのお金を対価として支払えば衣食住を買えるように変化していったのです
つまりお金を持てば、狩をする必要もありませんし、食物を栽培する必要もありません、それに家を自分で建てる必要もありません
お金さえ払えば、何でも手に入れる事が出来るからです
その本質に気付いた頭の良い人達は一般的な方よりも抜きん出てお金を沢山稼ぐようになります
その結果が現在の資本主義であり、お金を沢山持つ人がピラミッドの上位に位置する事になります
ピラミッド中位の人々は上位の人々に管理され、
ピラミッド下位の人は上位の人々と中位の人々に管理されます
鳥かごのようなものですね
本来あるべき姿を思い出し、
空を飛びたい方はこのピラミッドから抜け出さねばなりません
つまり、会社に依存せずとも自分の力のみでお金を稼ぐ術を身に付けなければならないのです
それこそが現代の狩と言えるでしょう